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塾長からのご挨拶

今から20年前、私は蔵王のスキー学校でインストラクターをしていました。その当時校長であり、私のスキーの師である方から、いつも教えられたことがあります。

「人に何かを教えるということは、相手に対する思いやりを持つことだ」

この言葉は今も私の中で住みついています。 どんなに立派な技術を持ち合わせていても、相手に対する思いやりの気持ちをこめて教えなければ、よい指導とはいえないということでした。

常日頃から、聞かされていたことなので言葉の上ではわかったつもりでいました。

あるとき、師と私は二人でゲレンデに出て、私はマンツーマンで教えてもらっておりましたが、師匠はふとゲレンデの最下部で立ち止まり、二人の中年の男性を見ておりました。
中年のうち一人は技術で言えば中級程度。もう一人は、ビギナーのようでやっとの思いで止まれる方でした。中級の男性が、もう一方のビギナーにスキーの回転方法を、教えていました。
すると、
「とってもいい教え方ね、よく見ておいて」
と師匠は私に耳打ちしました。「えっ」私は、師匠の言葉に驚きを持ちました。
当時私は、大学生だったのですが、スキーはすでに一級を持っており、腕前にはある程度の自信がありました。ですので、中級程度の見てくれの悪いおっさんが、下手くそなスキーを教えているとしか見れなかったのです。

しかし、師匠と二人で、20分ぐらい立ち止まってみていたでしょうか。
教えているほうの、中級男性がいろいろと説明をしているのですが、言葉は途切れ途切れではっきりと聞き取れなくても、その所作で何をどう教えているかがよく分かりました。そして、何回かの練習を繰り返した後、ビギナーの男性は回転することができたのです。
そのときの、二人のよかったという表情は、少し離れてみていた私どもも微笑んでしまうものでした。
その夜、私は今まで傲慢なる自信の上のスキー指導であったことを恥じ、師匠にあらためてスキーの技術の奥深さ、指導における思いやりの大切さを、真摯に探求することを誓ったのでした。

その後、公立高校の教員を経て、学習塾を経営する会社に入りましたが、その実態は(よくある?)こちらの都合を押し付けるだけの仕事でした。そして、他塾や予備校を含め様々な経験から、生徒が確実に実力をつける理想の教育は、自分で作るしかない。小さくても、思いやりのある教室を作ろうと、1995年に仲町台にベスト塾を設立いたしました。

実際の塾の学習方法は、私が説明します。背も低く足も短いフツーのおじさんですのでビックリされるかも知れません。
大手チェーンのように洗練された女性でもなく、流れるような説明もできません。でも、何度も言いますが内容と熱意では負けません。

塾での勉強はその性質上、外食産業のようなシステム化では済まされません。
本当の思いやりを持ちながら、手作りのコミュニケーションが大事だと思うからです。
ベスト塾をはじめて、10年。多くの生徒さんが勉強しに来てくれました。皆さんすばらしい方ばかりで、私も日々成長させてもらっています。

私はこの仕事が天職です。

当塾の説明や見学以外でも、勉強に関することなら何でもご相談ください。
入塾する、しないは関係ありません。一人でも多くの人に、勉強って面白い!と思えるようになってもらいたい。そして、一人でも21世紀に通用する人材になってほしい。
それが仕事とは別の私のライフワークであり、私の使命=ミッションだと思うからです。


あなたにお会いできる日を楽しみに待っています。

ベスト塾仲町台校 校長 田辺勝己

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